こんにちは。今日はおやつの食べ過ぎを防ぐ方法についての記事です。
子どもはとにかくおやつが大好き!
子どもにとってのおやつは、実は栄養学的にも成長に欠かせないもの。そして、精神的な面からも大切なものです。
でも、おやつを「食べ過ぎ」てしまうと、
- 肥満、糖尿病
- 虫歯
- 夜ご飯を食べなくなる
と、悪い影響が心配ですよね。
そこで、子どものおやつの食べ過ぎを防ぐために、「おやつルール」を決めている家庭も多いようです。
一体どのようなものなのでしょうか?
今回の記事では、子どものおやつについて以下の内容をまとめました。
- 子どもにおやつが必要な3つの理由
- 子どものおやつの適量って?
- さまざまなおやつルール9つ
子どもへのおやつの与え方は、ご家庭により様々だと思います。
あなたのご家庭ではどのようにおやつを与えるか、考えるきっかけにしてみてください^^
【ルールの前に】子どものおやつが持つ「役割」とは
おやつルールを紹介する前に、「おやつ」の役割についてご紹介します。
おやつは「栄養的」「精神的」「教育的」と3つの役割を持っています。
簡単に言い換えると、
- 栄養→エネルギー補給
- 精神→楽しさ、気分転換
- 教育→食べ物への興味や食習慣が身につく ということです。
栄養的役割:
低年齢ほど1回に食べる量は限られるため、間食(おやつ)を食事の一部と考え、エネルギー、栄養素、水分を補給する。
精神的役割:
食事とは違う触感、香り、味などから、楽しさを味わうことができる。
教育的役割:
一緒に手作りすることは、食べ物に興味を持つようになるだけではなく、共同性・思考力・数量などの関心が高まる。また、手洗いやあいさつなどの食習慣を無理なく身につける機会になる。
子どもの食と栄養 保育現場で活かせる食の基本 第2版, 羊土社, 太田百合子, 堤ちはる編著
おやつは子どもの成長に必要なものであることが分かりますよね。
でも、「食べ過ぎ」には気を付けたいところ。次の項目で、「適量」の目安を見ていきましょう!
【ルールの前に】子どものおやつの「適量」の目安は?
バナナ1本?おせんべい1袋?アイス1個?
栄養学的に、「子どものおやつ」は、一体どのくらいが適量なのでしょうか?
お子様の年齢や体格、運動量によっても変わってくるところですが、おやつの量に迷った時は、以下の量を参考にしてみるといいですね。
1~2歳児は約100~150kcalを1日1~2回
3~5歳児は約150~250kcalを1日1回が目安となる。
子どもの食と栄養 保育現場で活かせる食の基本 第2版, 羊土社, 太田百合子, 堤ちはる編著
子どもは身体的にも精神的にも、ものすごいスピードで成長します。
そのため、沢山の栄養やエネルギーが必要。
ですが、一度にたくさん食べることが出来ないので、食事の合間におやつ(間食)が与えられているんです^^
そして「美味しいなぁ」「楽しいなぁ」という気持ちは、豊かな心を育てるためにも大切にしていきたいものですね♪
【子どものおやつ】食べ過ぎを防ぐおやつルール9選
❶おやつの時間を決める
もっともポピュラーなおやつルールです。
多くの家庭で、「15時のおやつ制」が導入されています。
昼食と夕食の間は、長い時間が空きます。
成長著しく、活発に動く子では特にお腹が空いて仕方がないはず。
昼食と夕食の丁度真ん中くらいにあたる15時は、
栄養の視点から見てもおやつの時間にピッタリなんですよ☆
特に甘いお菓子を与える場合は、
「ペコペコ」の状態よりも「小腹が空いた」程度の時に与えるほうが身体には優しいです。
いわゆる「15時のおやつ」は、実はとても理にかなっているんですよね。
❷おかわり無し!はじめにおやつの量を決める
与えたおやつを食べ終わったあとの「おかわり!」の圧は凄いですよね。笑
食べ過ぎを防ぐために、おかわりは無しとしている家庭も多いようです。
これ、実は「食育」としての意義大きいと感じます^^
というのも、子ども自身が「これくらいの量が適量なんだな」と知る機会になるのです。
少しずつ食べておかわりをするのが決してダメではありません。
しかし、おやつの初めの段階で「おやつはこの量です!」と決めてあげると、
これ以上は貰えないんだなと自然と子どもも学習してくれますよ。
1歳になる息子にも実践中。
大好きなボーロも、残りの量を見ながら食べると
「なくなった!」が分かる→おやつは終わり!の合図に★
❸甘いジュースは「おやつ」として与える
ジュースの与え方も各家庭でさまざまですよね。
栄養の観点から言えば、ジュースはお菓子の一部です。
そのため、1日に沢山飲むのはおすすめできません。
おやつのタイミングで「クッキーにする?ジュースにする?」などと、おやつの選択肢としてジュースを選ばせてあげると、食べ過ぎ予防に繋がりますね。
❹腹持ちがいいものを与える
腹持ちが良いものを与えることで、空腹感が満たされると、子どもはおやつ以外のものに興味を向けるようになります。
おにぎりやチーズなど、手軽に与えられるものだと準備も楽ですよね^^
お菓子を欲しがる場合は、「土曜日はおにぎり、日曜日はビスケットにしよう!」と曜日ごとに変えてみるのも良いですね。
❺よく噛んで食べるものを与える
よく噛むと満腹中枢が刺激されるので、❹と同様に空腹を満たす効果があります。
小魚やスルメ、昆布など、噛めば噛むほど味が出るものは子どもも大好き。
まだ噛む力が弱く消化も未熟な小さな子供の場合は、ベビーせんべいなど発育に合ったものを選びましょう。
❻見えるところにお菓子はおかない
1日に何度もおやつを欲しがる子どもにおすすめの方法です。
お菓子が目に入ると食べたくなるのは自然なこと。
案外お菓子を見えないところに隠すだけで、
子どもがおやつのことを思い出すことが減るかもしれません。
特に子どもにとって「目からの情報」って大きいですからね!
❼よく噛んで食べようね、の約束
よく噛むことで満腹感を得られやすくなりますし、顎を鍛えることは知育効果も期待されているんですよ☆
❽おやつを食べたら歯磨きをする
歯磨きには、虫歯を予防する効果の他に、食欲を落ち着ける効果があるんです。
大人も、歯磨きの後には他のものを食べたいと思わなくなりますよね…
そのため、子供にとっておやつを「終わり」にする合図にもなります。
❾おやつを食べすぎるとどうなるのか説明する
言葉が分かるようになった子どもには、
「おやつを食べすぎると怖いんだよ!」ときちんと説明することも大切なことですね。
とはいえ、難しい言葉を使う必要はありません。
きちんと丁寧に説明しても、残念ながら「おやつの食べ過ぎはダメなんだな」、と一度で理解してくれる子どもも少ないので(笑)、
根気強く伝えていく必要があります。
「子どもが理解する」のは長い年月がかかりますから、子どもに「伝える機会」を与えることが大切です^^
ルールを決めて食べ過ぎ予防。子どものおやつと上手に付き合う♪
おやつは「楽しい」「美味しい」の気持ちをはぐくむためにも大切なもの。
おやつルールは必ずしも必要ではありません。
それでも、「子どもがおやつを食べ過ぎて困っている!」という時には導入してみても良いかもしれませんね^^
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